矢
矢の御下命の際は
矢束とご使用の弓の力をご指示ください
竹矢を作る上で重要なことは、箟張りが弓力に合っていること、釣合(重心の位置)、筈口、羽根の角度です。どれひとつ欠けても上手く飛びません。
お客様が現在ご使用の矢と比べて、どの様な矢飛びをご希望されるか、きちんとお話ししながら、新しい竹矢を作らせていただいております。
ご来店の際は、ご使用の矢をお持ちいただいた上で、お客様の正しい弓力をお伺いしております。
矢束
矢束は正しく安定した行射の基本となりますので、これを基準に竹矢を作っております。竹矢をご注文いただく際の矢尺は、矢束に三伏せにてお受けしております。 計り方:弓を引くように弓手をいっぱいに伸ばし、喉の骨中央から弓手中指の先までの長さを計ります。矢束が短く計れてしまうので、顔は必ず正面を向いて計測いただきますようお願いいたします。
弓力
ご希望の矢飛びや安定した的中を求める為には、弓力に合った矢を選ぶことが大切です。竹弓の場合、使用することで弓力が減少します。この差を考慮せず矢を作ると、矢飛びを損ないますので、現在の弓力を計測いただきますようお願いいたします。
釣合(重心の位置)
近的矢、遠的矢にはそれぞれ適正な釣合がございます。
使用することで板付はで削られ、釣合は羽根側に移り、矢飛びが変わります。定期的な釣合の調整は正しい行射に大変重要です。当店の矢は矯め直しと共に釣合も確認させていただいておりますので、お気軽にお持ちください。
筈口
当店の矢筈はすべてふくみ筈(しずく型)にしております。ふくみ筈は弓の力を無駄なく伝え、矢を正しく送る先人の知恵です。ふくみ筈の力を最大限に活かす為に、クッションである中仕掛けは柔らかくお作りいただきますようお願いいたします。
羽根の角度
羽根の表裏の性能に則し、回転を損なわぬ角度で矧付けいたします。
カーボン矢・ジュラルミン矢
竹矢のノウハウ(筈口、重心、箟張りなど)を活かし、最善のシャフトをお選びいたします。
- ・ミズノSSTカーボン
- 65-15 75-18 80-20 80-24 83-26
- ・ミズノWENEWカーボン
- 75-18 80-20 80-23
- ・ミズノバンブーカーボン
- 75-20 80-24 83-26
- ・KCカーボン
- 65-18 75-22 80-25
- ・KC麦粒カーボン
- 75-18 80-23
- ・イーストンウッドカーボン
- 76-20 80-23
- ・ジュラルミン
- 1813 1912 1913 2013 2015 2113 2115 2117
※他銘の矢の修理は、製作方法など違いがございますのでご遠慮いただいております。